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国際
2013年12月9日 13:39

労働党機関紙、張氏の解任報じる 北朝鮮

 北朝鮮は9日朝、金正恩第1書記の叔父で後見役とされてきた張成沢氏について、全ての職務から解任し、労働党から除名したと発表、張氏の失脚が正式に確認された。韓国・ソウルから玄昶日記者が報告する。

 金正恩体制の実力者であった張成沢氏について、北朝鮮は、党と最高指導者を奉るふりをしながら、裏では、同床異夢の派閥行為を行っていたと断罪した。

 9日午前6時過ぎの朝鮮中央放送は、「張成沢を全ての職務から解任して一切の称号を剥奪し、党から除名することについての決定書が採択された」と報じている。

 労働党の機関紙「労働新聞」は9日朝、1面で金第1書記が党中央委員会政治局拡大会議を開催し、張氏の解任を決定したと大きく伝えている。解任の理由については、張氏が派閥形成など反国家的な犯罪を働いたと説明。「派閥形成」が具体的に何を指すかは不明だが、張氏は「資本主義に染まり堕落した生活を送り、複数の女性と不適切な関係を結んだ」などと糾弾している。

 中国・北京の北朝鮮大使館の前では、張氏解任についてはまだ知らないとの声も聞かれた。

 「(Q:張成沢氏の失脚について知っていますか?)失脚したんですか?知らないです」

 労働新聞は、1面で張氏更迭を大きく伝える一方、2面では金第1書記をたたえる新曲の歌詞を掲載している。張氏更迭により、金第1書記の権力強化はさらに進むものとみられる。