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国際
2014年4月1日 7:14

“捕鯨できないと言っていない”政府関係者

 日本が南極海で行っている調査捕鯨について、オランダにある国際司法裁判所は「科学的な調査目的とは言えない」として中止するよう命じた。日本は捕鯨政策の見直しを迫られる事になった。

 この裁判はオーストラリア政府が「捕獲した鯨の肉が販売されており、実態は商業捕鯨だ」などとして中止を求めていたもの。日本は鯨の生態などを調査するための科学的な研究だと主張したが、判決は日本にとって、きわめて厳しいものとなった。

 国際司法裁判所は「国際条約に基づく科学調査を目的としたものとは言えない」という判断を示した。

 日本・鶴岡代表「残念であります。深く失望をしております」

 日本は判決に従うとしており、南極海での捕鯨は難しくなった。日本政府の関係者は判決について、調査の方法や必要な鯨の数についての立証が十分ではなかったと判断されたためで、「調査捕鯨そのものができないと言ったわけではない」と分析している。とはいえ、今回の判決には含まれなかった太平洋での調査捕鯨にも影響を及ぼす可能性がある。

 調査捕鯨に対する風当たりが国際的に強まる中、出された今回の判決。調査捕鯨で科学的な根拠を示し、商業捕鯨の再開につなげるという日本の戦略は見直しを迫られる事になる。