アメリカ・ニューヨークで28日、来年開催予定のNPT＝核拡散防止条約の再検討会議に向けた3回目の準備委員会が開幕し、岩屋外相が締約国での一致団結を呼びかけました。

岩屋毅外相
「我が国もNPTを維持し、透明性や説明責任を高めつつ、よりよく機能させるために最大限の取り組みを講じていきます」

ニューヨークの国連本部で28日に始まったNPT＝核拡散防止条約の再検討会議に向けた3回目の準備委員会で、岩屋外相はこのように述べ、来年の会議に向けて締約国で一致団結していくことを呼びかけました。

過去2回の再検討会議では成果文書を採択することができず、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の混乱などが続く中、今回の準備委員会でどれだけ合意形成の道筋を付けられるかが焦点です。

準備委員会は来月9日まで開かれ、日本からは去年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協のメンバーや広島・長崎の市長らも参加し、議論の進展を見守ります。