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国際
2014年4月14日 6:20

ウクライナ暫定政権、大規模強制排除を宣言

 ウクライナ東部で警察署などが親ロシア派に占拠された事態を受け、ウクライナ暫定政権は13日、軍を投入して大規模な強制排除に乗り出すと宣言した。日本時間の14日午後を期限に建物を明け渡すよう求めており、緊張が高まっている。

 ウクライナ暫定政権・トゥルチノフ大統領代行「国家安全保障評議会は、ウクライナ軍とともに大規模な対テロ作戦を開始すると決定した」

 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行はこのように述べ、軍を投入して警察署や政府庁舎を占拠している親ロシア派のデモ隊の大規模な強制排除に乗り出すと宣言した。明け渡しの期限を日本時間の14日午後3時としている。

 これに対し、インタファクス通信によると、ロシア外務省は声明を発表して、ウクライナ軍の投入に強く反発、「ウクライナの内戦を回避できるかは西側諸国の対応次第だ」と強くけん制した。

 ウクライナ東部では、複数の町で親ロシア派による建物占拠が続いていて、暫定政権のアワコフ内相は、スラビャンスクで行われた強制排除で、治安部隊の隊員1人が死亡、5人がケガをしたことを明らかにした。

 こうした中、デモ隊による占拠は拡大しており、インタファクス通信によると、13日、ドネツク州南部のマリウポリで、市庁舎が親ロシア派のデモ隊に新たに占拠された。

 一方で、ロイター通信によると、ドネツク州の隣の州でウクライナを支持する住民数百人が親ロシア派による占拠を防ごうと市庁舎を取り囲んでいて、混乱は拡大している。