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国際
2014年4月21日 17:15

突然、差し押さえの執行受けた~商船三井

 中国の裁判所が、日本の海運大手・商船三井の船1隻を浙江省で差し押さえたと発表した。

 商船三井によると、商船三井の前身の企業は1936年、中国企業から2隻の船を借りる契約を結んだが、その後、船は日本政府に徴用され、沈没あるいは消息不明になった。2007年、商船三井は、この中国企業の経営者の親族が中国・上海の裁判所で起こした訴訟に敗訴。損害賠償など約29億円の支払いを命じられたが、応じていなかった。

 今回差し押さえられた船は、現在、中国・浙江省に停泊中。商船三井は、中国企業側に示談交渉を働きかけていたところだったが「突然、差し押さえの執行を受けた」としている。

 中国では現在、戦時中の強制連行をめぐり、日本企業を相手取った訴訟が相次いでいて、今後も日本企業が敗訴した場合、資産を差し押さえられる可能性もあるとみられ、新たな懸念材料となりそうだ。