イラン最高指導者、米側との核開発巡る協議に懐疑的
イランの最高指導者ハメネイ師は、イランの核開発を巡る協議で「アメリカが『イランのウラン濃縮を許さない』というのはまったくのナンセンスだ」として、懐疑的な考えを示しました。
ハメネイ師は20日、自身のSNSに「アメリカがイランのウラン濃縮を許さないというのはまったくのナンセンスだ」として、アメリカとの核協議について「成果をもたらすとは思っていない」と懐疑的な考えを示しました。
アメリカのウィトコフ中東担当特使が、イランのウラン濃縮を一切認めない立場を示していることについて、不満を示したものとみられます。
また、ハメネイ師は、こうしたアメリカの立場について「我々は誰の許可も待っていない、我々には一定の政策があり、それを追求していく」と反発しました。
先月、核協議が始まって以降、ハメネイ師が協議の内容に言及するのは初めてです。
最終更新日:2025年5月21日 11:26