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国際
2014年5月2日 2:43

中国当局、爆発は男ら2人の自爆テロと断定

 中国・新疆ウイグル自治区のウルムチの駅で先月30日夜、80人以上の死傷者を出した爆発事件で、国営メディアは1日夜、事件は、ウイグル族とみられる男ら2人による自爆テロだったと伝えた。北京から中村光宏記者が報告。

 80人以上もの死傷者を出した事件で、発生から24時間もたたずに事件の解決が伝えられた。中国中央テレビは1日夜、事件は、宗教的思想の影響を受けたウイグル族とみられる男ら2人による自爆テロと結論づけた。習近平国家主席が先月30日までの4日間のウイグル滞在中、テロへの徹底弾圧の方針を示した直後に事件が起きただけに、指導部のメンツはつぶされた形だが、動揺の広がりを抑えるためにも、発生からわずか1日で早々に事件解決を示したい狙いもあったとみられる。

 習政権はテロへの弾圧を強めているが、漢族とウイグル族との民族対立はむしろ激しくなっている。去年10月の天安門前での事件や、今年3月の雲南省での事件について、政府はいずれもウイグル族によるとみられるテロ事件としている。政権側が弾圧を強めれば強めるほど、反発もより強くなり、もはやその政策も限界にきているとの見方もある。