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2014年5月9日 15:57

これがパリ流!○まみれの“マラソン大会”

これがパリ流!○まみれの“マラソン大会”
(c)NNN

 フランス・パリで、あるものにまみれながら走るちょっと変わったイベントが行われた。小島康裕記者が取材した。

 4月、パリで開かれた少し変わったマラソン大会。距離は5キロと短め、初心者向けのコースだ。

 参加者「練習してないけど楽しむよ!」

 午前10時半、気温10度のコンディションの中でスタート。パリの市庁舎をスタートし、セーヌ川の流れに沿ってエッフェル塔を目指すコースだ。ただ、普通のマラソン大会とは決定的に違う特徴がある。

 それは、1キロ到達するごとに色の着いた粉をたっぷりとかけられること。ある種のバカバカしさも感じさせるこのマラソン大会は、アメリカで2年前に生まれた「カラーラン」と呼ばれるイベントだ。キャッチフレーズは「世界一幸せな5キロ」。使われている粉は、とうもろこしを原料にしていて無害だということだ。

 参加費は30ユーロ(約4200円)。フランスで初開催となった今回は、約1万人が参加した。2キロのチェックポイントでは緑の粉が使われ、あたり一面が緑に染まった。白かったTシャツは、黄色と緑の粉ですでにいい感じだ。

 参加者「口を開けると粉が入って大変よ」

 そして3キロ地点へ、今度は青の粉だ。

 参加者「粉はおいしくないけど平気だよ」

 忘れてはいけないのは、この大会はあくまで楽しむことが目的ということ。そこはパリジャンたちの得意分野だ。

 日本人参加者の姿もあった。

 日本人女性「最近ジョギングを始めたので、マラソンするのにちょうどいいと思いました。目標は、粉だらけになることですかね」

 そして、いよいよ“最後の粉ポイント”へ。そこでは、もう誰も走っておらず、踊っている状況。ランナーたちはもう気づいているのだ。そもそも走る必要などどこにもないことを!

 女性参加者たち「すごく良かったわ!最高よ!」「粉はおいしくなかったけど、人生がバラ色に見えるわ」

 ゴールはエッフェル塔を間近に臨むトロカデロ広場。通常のマラソンにはつきものの達成感や到達間とは程遠いフィニッシュだ。ちなみにこの大会、タイムは一切計らない。

 参加者たち「とても良かったわ。人もたくさんいたしね」「味はまあまあだね。今夜はTシャツはたいてケーキ作るよ」

 花の都を虹色に染めたこのイベント。パリの新たな定番になるかもしれない。