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国際
2014年5月11日 16:04

ウクライナ東部2州で住民投票始まる

 ウクライナ東部で事実上の独立への是非を問う住民投票が11日、始まった。暫定政権や欧米は批判を強めていて、混乱が深まるのは必至。

 住民投票は、東部のドネツク州とルガンスク州で、日本時間の午後2時から始まった。このうちドネツク州では1500か所以上の投票所が設けられ、18歳以上の住民320万人が投票できるという。

 質問は、親ロシア派団体による独立宣言への賛否を問うものだが、文書そのものがまだ作られておらず、その内容は不透明。親ウクライナ派の中には投票を棄権する意向を示す住民も少なくないが、親ロシア派団体はどのような結果でも住民投票は成立するとしていて、賛成多数との結果が発表されるとみられている。団体の幹部は、住民投票の後はあらゆる選択肢があると話しているが、中止を求めてきた暫定政権との亀裂が深まることは確実。

 一方、アメリカ国務省は10日、住民投票が行われるのを前に、「投票結果は認めない」との声明を発表した。住民投票は、「ウクライナにさらなる分裂と混乱を引き起こす試みであり、国際法違反である」と非難している。またロシアに対しても、プーチン大統領が住民投票の延期を呼びかけたにも関わらず、その後やめさせる働きかけをしなかったことに、「失望している」と批判した。