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2014年6月6日 15:55

現金をつかめ! ツイッターで“宝探し”

現金をつかめ! ツイッターで“宝探し”
(c)NNN

 アメリカ・ロサンゼルスでは、ツイッター上に公開されたヒントをもとに探す“宝探し”が話題になっている。ゲームを始めた謎の人物の目的とは?

 草むらを探し回る人々。その新手の“宝探し”は5月、アメリカ西海岸サンフランシスコで始まった。人々が探していたのは現金だ。日本円で1万円から2万円ほどのドル紙幣が入った封筒が次々と見つかったのだ。現金を見つけた男性は「120ドルだよ。ありがとう!」とカメラの前で喜びをあらわにする。

 地元メディアによると、現金を街のあちこちに隠したのは不動産業で成功したという匿名の男性とのこと。収入の一部を人々に還元したいとして、“隠された現金”という名前のサイトを5月、ツイッター上に作った。そして、現金を隠した場所のヒントを投稿し始めたのだ。街では「宝がどこにあるかわかったわ!」と言うや否や、一目散に宝へと向かって走り出す女性や、「ドジャーズの試合は見逃したけれど、186ドル(日本円で約1万9000円)だよ」と、笑顔で語る男性に会う事ができた。1日に10人ほどがお宝を見つけて、喜びの表情をツイッターにアップする。地元メディアも連日報道し、騒ぎはどんどん拡大していった。

 そして、宝探しの舞台はカリフォルニア州最大の都市、ロサンゼルスのビーチへ。プラスチックの入れ物に現金を詰めてこのビーチに埋めたとのツイートをみて、すぐさま1000人近くがビーチに殺到。過去最多となる30個以上のお宝が見つかった。現金を見つけた姉妹は「うれしいわ」「お金は2等分するのよ」と、思わず頬が緩む。一方で、「何も見つかりませんでした。でもおもしろかったです」という参加者もいた。

 警察も出動するほどの騒ぎになった宝探し。始めた謎の男性の目的は何なのだろうか?男性はツイッター上に声明を出し、「これは恩返しであり、人々に笑顔をもたらすためにやっているだけ」と説明しているが、こんな声も上がっている。

 「一日中探して疲れるほどの価値があるとは思えません」

 「このゲームを始めた男性が、人々を操って現金を探させるのを楽しんでいるとしたらひどいこと」

 さらに、「企業や団体による何らかのマーケティング活動ではないか?」と疑う声も一部で出始めた。これに対し男性は、あくまで善意によるものであり、商業的、宗教的、政治的な背景は一切無いと主張。今後も全米各地で宝探しを続けると宣言している。

 そして、騒ぎはアメリカ国外にも拡大した。別の人物が同じ手法を真似て宝探しを始めたのだ。イギリスのほか、オランダや香港でも人々がツイッターを見て現金探しに走りまわったということだ。

 突如現れたIT時代の“宝探し”。一体どこまで拡大するのだろうか。