×

イスラエル軍の地上部隊、ガザ地区に侵攻

2014年7月18日 6:19

 中東・パレスチナ自治区のガザ地区をめぐる情勢で、イスラエル軍は日本時間18日早朝、ガザ地区への地上部隊の投入に踏み切った。

 イスラエル軍は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」の拠点などに対し、これまで10日間にわたって空爆などの軍事作戦を行ってきたが、日本時間18日午前4時半頃、地上部隊をガザ地区に侵攻させたと発表した。ガザ地区への地上部隊の投入は、09年1月以来。

 ハマスがイスラエルに対してロケット攻撃を続ける中、イスラエル軍はガザ地区の住民約10万人に避難勧告を出すなど、地上戦の準備を進めていた。軍の報道官は、今回の作戦について「ガザ地区北部、中部、南部の全てに侵攻する」「予備役兵をさらに招集する」などと声明を出しており、長期化する恐れも出ている。