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NPT準備委員会で日本被団協メンバーや広島・長崎の市長が演説、核廃絶訴え

2025年5月1日 8:05
NPT準備委員会で日本被団協メンバーや広島・長崎の市長が演説、核廃絶訴え

アメリカ・ニューヨークの国連本部で行われているNPT=核拡散防止条約・第3回準備委員会で、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協のメンバーや広島・長崎の両市長が演説し、核廃絶を訴えました。

日本被団協・金本弘代表理事「被爆者は生きているうちに核兵器廃絶をと強く願っています」

NPTの再検討会議に向けた3回目の準備委員会で、去年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の金本弘さんが演説しました。

生後9か月で被爆した金本さんは、父親が命がけで救ってくれたエピソードを交えながら、進展のない議論が続くNPTの現状に危機感を示しました。

日本被団協・金本弘代表理事「(助けてくれたのが)父親だったということは私にとってはすごく大きい。そういう思いがあるから、核問題に関しては、やっぱり日本政府(の対応)が本当に許せない」

また、被爆地の代表として広島・長崎の両市長も演説を行い、広島の松井一實市長は、「各国が核軍縮・不拡散措置を確実かつ誠実に実行することを心から期待する」と呼びかけました。

長崎の鈴木史朗市長は、「人類が核兵器のリスクから免れるための唯一の手段は『廃絶』しかない」と強く訴えました。

最終更新日:2025年5月2日 13:10