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国際
2015年2月27日 18:23

イエメン前大統領の不正蓄財 最大約7兆円

 政権が崩壊して混乱が拡大している中東・イエメンで、武装勢力を支援しているとされるサレハ前大統領の不正蓄財が最大約7兆円に上ることがわかった。国連安全保障理事会に提出された報告書で明らかになった。

 報告書によると、サレハ前大統領は、中東の民主化運動「アラブの春」のあおりを受けて退陣した2012年までの33年間に最大600億ドル(約7兆1400億円)を不正に蓄えていたという。資産は現金のほか、株や金などの形で偽名や別人の名前を使って少なくとも20か国に移され、保管されているとみられている。

 イエメンでは複数の武装勢力による争いで混乱が広がる中、今月に入ってイスラム教シーア派系の武装勢力が政権掌握を宣言した。国連は「サレハ前大統領が武装勢力を支援している」として、去年11月、経済制裁の対象に指定していた。