過激派組織「イスラム国」は１９日、リビアでエチオピア人のキリスト教徒約３０人を殺害したとする映像をインターネット上に公開した。

　映像には、覆面姿の男たちがリビアの２つの場所でエチオピア人のキリスト教徒計約３０人を殺害したとする様子が映されている。「イスラム教への改宗や税金の支払いを拒否したため」と主張している。

　「イスラム国」は今年２月にもリビアでエジプト人２１人を殺害する映像を公開しており、イラクやシリアだけでなく、リビアでも勢力を広げていることをアピールする狙いがあるものとみられる。