プーチン大統領、ウクライナ侵攻継続を正当化 戦勝80年祝う軍事パレード
ロシアのモスクワでは9日、戦勝80年を祝う軍事パレードが行われました。
アメリカの停戦圧力が強まる中、プーチン大統領は「ロシアは常にナチズムと戦う」と述べ、ウクライナ侵攻の継続を正当化しました。
プーチン大統領
「ロシアはこれまでもこれからもナチズムに対する鉄壁となるだろう」
「真実と正義は常に我々の側にある」
「ロシアはいま国をあげて特別軍事作戦を支持している」
プーチン大統領は9日、第2次世界大戦での戦勝80年を祝う記念式典で、ウクライナ侵攻の継続を改めて正当化しました。
アメリカのトランプ大統領が停戦への圧力を強める中、安易な譲歩はしないとアピールした形です。
軍事パレードには20か国以上の首脳が出席していて、プーチン大統領は、主賓として招いた中国の習近平国家主席の隣に並び、最大の友好国との連携をアピールしました。
パレードは侵攻後としては最大規模で、戦場で使用されている無人機が軍事パレードに初めて登場するなど、軍事力を誇示した形です。
またプーチン大統領は、北朝鮮代表団の軍人と抱擁を交わした上、1人1人と握手しました。北朝鮮の派兵をめぐって、全ての軍人への感謝の言葉を伝えたということです。