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複数の米・司法当局、グーグルを提訴 “位置情報を不正に取得”

2022年1月26日 5:03

アメリカの複数の司法当局は24日、IT大手グーグルが利用者の意に反し位置情報を不正に取得していたとして提訴したと発表しました。グーグルは「不正確な主張だ」反論としています。

提訴したのはテキサス州やインディアナ州など3つの州と首都ワシントンの司法当局です。

訴状などによりますと、グーグルは少なくとも2014年以降、グーグルアカウントのロケーション履歴について、「オフ」に設定したとしても一部のアプリなどには位置情報が記録されたままで、その情報を収集していたということです。

司法当局は「位置情報は知られていないと利用者に信じ込ませていた」として、プライバシーの侵害にあたり消費者保護法に違反するとしています。

提訴をうけグーグルは、「訴えは不正確で古い主張に基づいている」としたうえで、利用者が位置情報を削除するための設定の簡略化など必要な対策は講じてきたと反論しています。