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2015年8月10日 11:10

黒人青年射殺事件から1年、米で追悼集会

黒人青年射殺事件から1年、米で追悼集会
(c)NNN

 全米に抗議活動が広がるきっかけとなったミズーリ州の黒人青年射殺事件から9日で1年となり、現場では祈りがささげられた。

 ミズーリ州ファーガソンでは、黒人青年マイケル・ブラウンさんが射殺された時刻に、遺族らが追悼集会を開いた。

 マイケル・ブラウンさんの父親「私たちは息子を失った。多くの子供が(警察に)命を奪われている。時間をさかのぼることができれば…」

 この事件では、撃った白人警察官が正当防衛を主張したが、目撃者は「青年は無抵抗だった」と証言。その後、警察官は不起訴となったが、警察官の黒人への差別意識が根底にあったとして抗議デモが全米中に波及した。9日も市民らが無言で行進し、改めて差別の撤廃を訴えた。

 アメリカではこの1年、黒人が警察官に射殺される事件が各地で相次いだことから、市民が警察を監視しようという動きが強まっている。ブラウンさんの殺害現場近くにはステッカーが貼られ、警察官の不当な行為を見かけたらスマートフォンなどで撮影を、と呼びかけている。

 一方、警察官の体にカメラを装着し、職務質問の様子などを記録する取り組みも全米各地で広がっている。

 ファーガソン警察・巡査部長「警察官が問題をおこせば、録画ビデオから事件の様子を確認できる」

 この1年、アメリカで再び表面化した人種の問題。警察官の意識の変革と平等な社会を求める動きが強まっている。