国際
2015年12月11日 11:17
新議長案も…合意へ向け交渉続くCOP21

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フランス・パリ郊外で行われている地球温暖化について話し合う国連の会議COP21は10日、さらに内容を絞り込んだ最後の議長案が公表された。会議は11日が最終日で合意に向けたギリギリの交渉が続いている。
最後となる議長案は日本時間11日午前5時頃に公表された。長期目標については、気温上昇を従来の2℃に加えて島しょ国が主張していたとおり1.5℃未満に抑えるよう「努力する」と書かれた。
途上国への支援については途上国の主張どおり1000億ドル(約12兆円)と金額が明記され、さらに増額する努力を明文化している。
議長国フランス・ファビウス外相「すでに解決した問題も多いが、まだやるべき仕事は残っている」
日本政府関係者によると、議長案は評価できる点も多いものの、資金支援などについては不満の残る部分もあるとのこと。
会議は11日が最終日で、合意に向けたギリギリの交渉が続けられている。