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2016年1月5日 6:31

イランと外交断絶…サウジ同調の動き広がる

イランと外交断絶…サウジ同調の動き広がる
(c)NNN

 サウジアラビアがイランとの外交関係を断絶すると発表したことを受け、サウジアラビアと近い湾岸諸国なども4日、イランとの関係断絶を表明するなど中東各地に余波が広がっている。

 両国関係をめぐっては、サウジアラビア政府がイスラム教シーア派の指導者・ニムル師の死刑執行を2日に発表したことを受け、シーア派国家であるイランが猛反発。イラン・テヘランにあるサウジアラビア大使館が襲撃されたことからサウジアラビア政府は3日、外交関係を断絶すると発表した。また、サウジアラビアのジュベイル外相は4日、自国民にイランへの渡航を禁止するなど、商業上の関係も断つ方針を明らかにした。

 こうした中、サウジアラビアと近い湾岸諸国の一つ、バーレーンも4日、イランとの外交関係を断絶すると発表した。バーレーンは、国民の約7割がシーア派だが、王族はスンニ派で、サウジアラビアを後ろ盾としている。

 また、北アフリカのスーダンもイランとの外交関係を断絶。

 アラブ首長国連邦(=UAE)も国内にいるイランの外交官の人数を減らすなど、外交関係を格下げすると表明した。

 スンニ派諸国などによるサウジアラビア同調の動きは急速に広がっており、宗派対立を背景に、中東情勢がさらに緊迫化する恐れが強まっている。