国際
2016年1月8日 12:24
米国が中国に北への強い対応要求 外相会談

(c)NNN
北朝鮮が「水爆実験に成功した」と発表したことをめぐり、アメリカのケリー国務長官は7日、北朝鮮と強いつながりを持つ中国の王毅外相と電話で会談し、北朝鮮への強い対応を求めた。
ケリー国務長官は、核実験は国際社会にとって深刻な脅威であるとして、王外相に対し、北朝鮮により強い姿勢で対応するよう求めた。
ケリー国務長官「中国は、(北朝鮮に対して)独自の対応をしてきたが、(対策は)機能しておらず、これまでのやり方は通用しないと伝えた」
また、国連安保理で協議する制裁についても同調するよう中国側にクギを刺したものとみられる。これに対し、王外相は、「中国は朝鮮半島の安定を堅持していく」と応じた。
一方、アメリカの北朝鮮研究機関「38ノース」は7日、北朝鮮が6日に核実験を行った直後に撮影された豊渓里にある実験場の衛星写真を公開した。写真は実験の40分後に撮影され、核実験が行われたとみられる付近では、落石や山肌が崩れた様子などは確認できないとしている。
この研究機関は、事前の準備作業とみられる動きはほとんど確認できなかったとしており、北朝鮮が秘密裏に準備を進めた可能性もあると分析している。