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2016年12月3日 18:06

朴大統領の「空白の7時間」捜査の方針も

朴大統領の「空白の7時間」捜査の方針も
(c)NNN

 韓国・朴槿恵大統領の友人による国政介入疑惑をめぐり、野党は3日未明、弾劾訴追案を国会に提出した。こうした中、ソウルでは6週連続となる朴大統領の退陣を求める大規模な集会が開かれている。坂口賢二記者が中継。

 3日の集会は、朴大統領が任期満了前に辞任する意向を表明してから初めてとなったが、参加者たちは即時退陣を繰り返し要求。世論の風当たりが弱まる気配はない。朴大統領の進退問題で政治の混乱が続く中、怒りの矛先は朴大統領のみならず、与野党含めた政界全体に向けられている。

 集会の参加者「(政治家は)自分たちの立場だけを考えている。国民の望みを聞かずもどかしい」

■野党は朴大統領の弾劾訴追案を国会に提出したが、弾劾の見通しはどうなっているのだろうか?

 野党としては、100%可決できるという保証がない中、退陣圧力に押し切られ、見切り発車の形で弾劾に踏みきった。弾劾訴追案は来週9日に国会で採決されるが、可決には、与党非主流派の同調が必要。ただ非主流派は、「朴大統領が来年4月末の退陣を表明すれば弾劾は不要」との立場で、朴大統領がこれを受け入れれば、弾劾案は否決されることになる。

 しかし、来週7日の午後6時までに朴大統領が退陣時期を明言しなければ、非主流派は弾劾賛成に回るとしていて、弾劾をめぐる与野党の攻防は、朴大統領の出方が焦点となっている。

 一方、疑惑を捜査する特別検察官は、2014年のセウォル号沈没事故当日、朴大統領の所在が明らかになっていない「空白の7時間」について、捜査する方針を示した。弾劾訴追案でもこの点が盛り込まれていて、発生当時の朴大統領の動静が重要な争点の一つとして新たに浮上しそうだ。