カナダ総選挙 与党・自由党が政権維持へ…トランプ政権に厳しい姿勢で臨む
28日に行われたカナダの総選挙は、アメリカのトランプ大統領に厳しい姿勢で臨むカーニー首相率いる与党・自由党が政権を維持する見通しとなりました。
現地メディアなどによりますと、28日に行われたカナダの総選挙では、カーニー首相が率いる与党・自由党は168議席、最大野党の保守党は144議席を獲得しました。
自由党は過半数には届きませんでしたが、第1党となり、カーニー首相は政権を維持する見通しです。
選挙結果を受けて、カーニー首相は党本部で勝利宣言しました。
与党・自由党 カーニー首相
「着実に深めてきたアメリカとの従来の関係は終わった。私たちはアメリカの裏切りの衝撃を乗り越えた」
カーニー首相はまた、トランプ大統領が「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」と発言したことをめぐり、「そんなことは決して起こらない」と一蹴、トランプ政権に毅然と対応する姿勢を強調しました。
今後は関税をめぐる交渉など、隣国アメリカとどう向き合っていくかが焦点となります。