日テレNEWS
国際
2017年4月19日 6:55

英首相“解散・総選挙”表明 国民に信問う

 イギリスのメイ首相が18日、緊急会見を開き、6月8日に解散・総選挙を行う考えを明らかにした。EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱交渉を前に、政権基盤の強化を狙う。

 メイ首相「保守党への一票一票が(EU離脱の)交渉に臨む私に力をくれる」

 トレードマークのヒョウ柄の靴で会見に臨んだメイ首相だが、実はこれまで、解散・総選挙は2020年まで行わないと明言していた。しかし、議会の中でメイ首相の進めるEU離脱の方針に否定的な勢力が一定数いること、また、スコットランドがEU離脱に反対し、独立を問う住民投票を実施する動きを見せていることなどから、政権基盤を強化するために改めて国民に信を問うことにしたもの。

 最新の世論調査(12~13日、YouGov調べ)では与党・保守党の支持率は44%で、23%の野党・労働党を大きくリードしていて、選挙戦を有利に進めるとみられる。しかし、EU離脱をめぐっては、離脱が「正しい」と答えた人が44%なのに対し、「間違っている」と答えた人は43%(先月26~27日、YouGov調べ)で、国民投票から9か月がたっても依然として世論は二分されている。

 仮に選挙戦の争点が「EU離脱の是非」になれば、メイ首相の思惑とは違う方向に事態が動く可能性もあり、イギリスは新たな不確定要因を抱え込んだことになる。