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国際
2017年8月8日 5:55

北「核武力強化一寸の譲歩もない」 ARF

 日本や北朝鮮が参加するARF(=ASEAN地域フォーラム)がフィリピンで開かれ、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮への対応が最大の焦点となった。

 アメリカや日本、中国など27の国と機関が参加するARF。今回、最も注目を集めたのは北朝鮮の李容浩外相。先月、2回のICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射があった直後で、李外相には各国のメディアが殺到した。

 7日の会合では多くの国が北朝鮮を脅威と指摘し、国連安保理の決議に従うよう求めた。しかし、李外相は緊張が高まったのはアメリカの敵視政策が原因だと主張し、核・ミサイル開発を続ける意思を示した。

 北朝鮮報道官「朝鮮半島情勢激化の根源がまさにアメリカにあるという立場を明らかにした」「私たちが選択した核武力強化に一寸の譲歩もないことを明らかにした」

 北朝鮮をめぐる各国の思惑はさまざま。圧力強化を訴えるアメリカは北朝鮮をARFから締め出そうと主張しているが、一部の国からは慎重な意見も聞かれた。さらに対話による解決を訴える中国は、北朝鮮に配慮する発言をしてアメリカをけん制した。

 今後、発表される議長声明で北朝鮮にどこまで厳しい内容が盛り込まれるかは、不透明。今回の一連の会合を通じて北朝鮮問題の解決に向けて各国が歩調を合わせることの難しさが改めて浮き彫りになったと言える。