イスラム過激思想基づくテロ~スペイン首相
スペイン・バルセロナの観光地で17日、車が人混みに突っ込み110人以上が死傷したテロ事件で、ラホイ首相は「イスラムの過激思想に基づいたテロ」との見方を示した。一方、バルセロナの南にある街でも同様の事件がおき、7人がケガをした。警察はこれらの事件には関連性があるとみているが、詳しい背景はまだわかっていない。
17日、バルセロナの観光客らが集まる広場周辺や目ぬき通りで車が人々をなぎ倒した事件では、13人が死亡、100人以上がケガをしている。実行犯らは逃走した。
事件後、バルセロナで会見したラホイ首相は「イスラムの過激思想に基づくテロだ」と述べ、イスラム過激思想との関連を指摘した。
同じ日、そのバルセロナの南にある町カンブリスで、同じく、通りの人混みに車が突っ込んだ。乗っていた実行犯と警察との間で銃撃戦になり、5人の容疑者が殺害されたということだが、体に爆発物を巻きつけている容疑者もいたという。
また、前日にはさらに南にある町アルカナルで民家が爆発し、イギリスBBCは何者かが爆発物を作っている最中だったと伝えている。
警察はこれらの事件がすべて関連しているとみているということで、組織的な犯行の可能性が高まっている。