米韓“過去最大”合同演習 北は反発強める
北朝鮮が先週、新型の大陸間弾道ミサイルを発射し、緊張が高まる中、アメリカ軍と韓国軍は4日から、戦闘機などによる定例の合同演習を始めた。過去最大の規模で行われる演習に、北朝鮮は反発を強めている。
韓国軍によると、演習にはアメリカ軍の最新鋭のステルス戦闘機F22やF35など航空機およそ230機が参加し、8日まで行われる。演習の規模は過去最大で、B1戦略爆撃機も参加するほか、弾道ミサイルの移動式発射台を攻撃する訓練も予定。米韓の圧倒的な軍事力を誇示することで、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮をけん制する狙いがある。
一方、北朝鮮は3日も、韓国との窓口機関の談話で「挑発には無慈悲な報復が伴うことを肝に銘じるべきだ」と威嚇するなど、演習の開始前から反発を強めている。