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AIなど最新技術の会議 日中150人参加

2017年12月8日 1:49

 中国で、AI(=人工知能)などの、最新技術に関する会議が開かれ、日本や中国の専門家ら約150人が参加した。日本の技術が注目される一方、中国市場で成功するための課題も浮き彫りになった。

 この会議は、AI関連の企業が多く集まる中国・杭州市の地元政府などが主催し、日本と中国の最新技術を新たな商品開発につなげようと開かれたもので、日中の専門家ら約150人が参加した。

 会場では、気象データをもとにAIが商品の需要予測を行うシステムや、ベンチャー企業などが開発した農業用ロボットなど、日本の製品や開発中の技術が紹介された。

 また、討論会では、日本企業は高い技術を持つ一方で、リスクを恐れて中国での事業展開のチャンスを逃す恐れがあるとの指摘が相次いだ。

 作家・ジャーナリスト莫邦富さん「(日本企業は)決断が非常に遅い。リスクばかりを見ていて、90%の成功の可能性があっても、10パーセントのリスクばかりをフォーカスし重く見ている。(中国市場に進出する場合)最大限にスピードを求めるべき」

 中国では、人工知能やロボット技術は成長分野と位置づけられていて、参加者らは今後もこの分野での経済交流を続けていきたいとしている。