金部長、金委員長の親書をトランプ大統領へ
史上初の米朝首脳会談開催に向けた調整が最大のヤマ場を迎える。北朝鮮の金正恩委員長の側近・金英哲氏がニューヨークを出発し、このあと、金委員長からの親書をトランプ大統領に手渡す予定。
金部長は、日本時間1日午後8時ごろ、無言で車に乗り込んだ。ホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領に金委員長からの親書を手渡すとみられる。
これに先立ち、金部長は2日間にわたりトランプ大統領の側近・ポンペオ国務長官と首脳会談開催に向けた大詰めの協議を行った。
ただ、最大の焦点となる非核化の進め方をめぐり、金委員長は、アメリカの方針と対立する「段階的な解決」を求める構えを崩していない。
首脳会談が実現するかどうかは、親書の内容が鍵を握るとみられ、米朝間の調整は最大のヤマ場を迎えている。