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国際
2018年8月5日 1:34

北外相「我々だけ先に動くことは絶対ない」

シンガポールで開かれたARF(=ASEAN地域フォーラム)に出席した北朝鮮の李容浩外相は、4日、「アメリカが行動を示さない限り、我々だけが先に動くことは絶対にない」と述べ、一方的な非核化には応じない姿勢を強調した。

ARFに出席した李外相は、会議の直前、アメリカのポンペオ国務長官と短く言葉を交わし、近いうちに再び対話を行うことを確認した。

さらに、アメリカ側から金正恩委員長がトランプ大統領に送った親書への返信を受け取り、対話ムードが続いていることをうかがわせた。

しかし、非核化に向けた道筋をめぐり両者の溝が浮き彫りとなった。李外相は演説で、北朝鮮が核実験場の廃棄など非核化に向けた措置を先行して行ったにもかかわらず、アメリカは制裁の維持を訴え、朝鮮戦争の終戦宣言まで先延ばしにしていると強く非難。

その上で、「アメリカが行動を示さない限り、我々だけが一方的に先に動くことは絶対にない」と述べ、一方的な非核化には応じられず、段階的な見返りが必要との立場を強調した。

これに対してアメリカのポンペオ国務長官は、北朝鮮が非核化を実現するまで制裁を厳格に実行するよう呼びかけたとみられる。

参加国の多くは安保理決議履行の重要性に言及したということで、議長声明で非核化についてどこまで踏み込んだ表現が盛り込まれるか注目される。