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国際
2018年9月30日 7:52

北外相 非核化進展「米との信頼関係必要」

国連総会に出席している北朝鮮の李容浩外相が29日に演説し、非核化の進展には「アメリカとの信頼関係が必要」と指摘した上で、それがなければ「核武装を解除することはない」と強調した。

演説は6時間ほど前に国連本部で行われた。2回目の米朝首脳会談の実現に向け調整が続く中、多くの国が会場を訪れ注目度の高さがうかがえた。

李容浩外相「非核化を実現しようとする我々の意思は確固たるものだ。しかし、それはアメリカとの信頼関係があって初めて可能になる」

李外相は北朝鮮はこれまで「信頼関係を作るために核実験などを停止するなど行動を示している」と主張した上で「アメリカ側に相応の措置が見られない」と非難した。

その上で「アメリカを信頼できない状態では一方的に核武装を解除することは絶対にありえない」と強調した。「朝鮮戦争の終戦宣言」などアメリカ側の対応がまずは必要だと改めてクギを刺した形。

また、安全保障理事会の北朝鮮への経済制裁については「不信感を増幅させる」とした上で「ミサイル発射を停止してから1年近くがたつのに何も変化がない」と制裁の緩和を求めた。

演説は8割近くがアメリカへのメッセージだった。非核化協議が続く中、アメリカの対応を繰り返し求め「溝が埋まらないのはアメリカの責任だ」と国際社会に訴えた演説となった。

一方、去年の演説で「うそつき王」などとののしったトランプ大統領への非難の言葉はなかった。北朝鮮は金委員長が親書を送るなどトップ交渉による事態打開を狙っていて、個人攻撃は避けた形。