“通商改革”米要求に…中国が書面で回答
米中の対立が深刻化する中、貿易赤字や知的財産の侵害などで幅広い通商改革を求めるアメリカに対し、中国が書面で回答したとロイター通信が14日、報じた。
アメリカはこれまで中国に対し、巨額の貿易赤字や、知的財産の侵害、中国市場へのアクセスの制限など幅広い問題で改善を求めてきた。ロイター通信によると中国は、14日までにこうしたアメリカの要求に対し書面で回答したという。
ただ、トランプ政権の要求を満たす内容が含まれているかどうかは分かっていない。トランプ政権は具体的な提案があるまでは交渉しないという立場を示していた。
また、13日には、米中の担当者がテレビ電話で会議を行い、貿易問題について協議したという。米中は、今月末のG20首脳会議にあわせて首脳会談の開催を控えており、今回の回答の内容次第では、両国間の緊張緩和に向けて動き出す可能性もある。