米副大統領“貿易戦争”で中国に強く警告
アメリカのペンス副大統領は、中国との貿易戦争について、「中国がやり方を改めるまでアメリカは対応を変えない」と強く警告した。
APEC(=アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議の開幕に先立ち行われた演説で、ペンス副大統領は、インド太平洋で影響力を強める中国について、「この地域に独裁主義や侵略の居場所はない」と強くけん制した。また、中国による知的財産権の侵害などを厳しく批判した上で、圧力をかけ続けると強く警告した。
ペンス副大統領「我々はよりよい結果を願うが、中国がやり方を改めるまでアメリカは対応を変えない」
また、ペンス副大統領は、中国がインフラ融資を通じて他の国を「借金漬け」にしていると批判した上で、「アメリカは良い選択肢を提供する」と述べ、中国に対抗する考えを示した。
さらに、中国が軍事拠点化を進める南シナ海で、今後も自由に航海などをすると強調。「中国による嫌がらせは、我々の決意を強くするだけだ。引き下がらない」と強く警告した。