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2019年2月8日 19:39

タイ軍政の対抗勢力 国王の姉を首相候補に

タイ軍政の対抗勢力 国王の姉を首相候補に
(c)NNN

タイで3月に予定されている総選挙をめぐり、軍政の対抗勢力は8日、ワチラロンコン国王の実の姉を首相候補に擁立することを決め、選挙管理委員会に届け出た。王室関係者が選挙の顔となれば、極めて異例のことだ。

3月に予定されている総選挙では、2014年以降続く軍政から民政に復帰するかが焦点。

こうした中、軍政側に対抗する最大勢力のタクシン元首相派の政党のひとつ「タイ国家維持党」は8日、ワチラロンコン国王の実の姉であるウボンラット王女を、首相候補として選挙管理委員会に届け出た。選管は届け出を受理するか15日までに判断するが、王室関係者が首相候補となれば極めて異例のこと。

ウボンラット王女は、外国人と結婚して王室から離れたが、その後、離婚したため、現在も王室に準じた扱いを受けている。また、慈善活動に力を入れる一方、テレビにも出演するなど、国民に広く知られている。

一方、軍政のプラユット暫定首相は、軍に近い「国民国家の力党」の首相候補となる考えを表明した。しかし、国民から敬愛される王室関係者が対抗勢力の「顔」となれば、厳しい選挙戦を強いられることは避けられない。