ロシアとウクライナの戦闘をめぐり、北朝鮮がロシアを支援するため、兵士を送っていたことを初めて認めました。

北朝鮮メディアは28日朝、ウクライナとの国境に接するロシアのクルスク州での戦闘に、金正恩総書記の命令で軍の部隊を送ったと報じました。北朝鮮とロシアは去年、有事の際の軍事援助を定めた「包括的戦略パートナーシップ条約」を結んでいて、この条約に基づくものだと主張しています。

韓国の情報機関によりますと北朝鮮は去年10月以降、1万人を超える兵士をロシアに送ったとみられていて、派兵を公式に認めるのは初めてです。

これに先立つ形でロシア軍は26日、クルスク州を「ウクライナ軍から完全に奪還した」と発表し、その際に、北朝鮮兵の支援があったことを認めていました。