米中テレビキャスター生放送で“バトル”
アメリカと中国の貿易摩擦が激化する中、両国のテレビキャスターが29日、生放送で貿易問題を巡りバトルを繰り広げた。
生放送で激論を交わしたのはトランプ政権寄りとして知られる「フォックス・ビジネス」と中国国営テレビの国際ニュース部門のキャスター。
現地メディアなどによると、中国のキャスターは「自分は中国共産党員ではない」と前置きした上で貿易問題を巡り、アメリカに交渉姿勢を改めるよう求めた。
中国国営テレビ・劉欣キャスター「アメリカが中国政府や交渉団を尊重しなければ、問題が長期化するかもしれない」
その後、知的財産権の侵害などについて議論が及び、最後にアメリカ側は「貿易戦争は望まないが、次の展開は長く、厳しいものになると考えなければならない」と伝えた。
中国のSNSでは中国のキャスターをたたえる書き込みが相次いだという。