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国際
2019年6月4日 12:34

天安門事件から30年 今も厳しい言論統制

中国で民主化運動が武力で弾圧された天安門事件から4日で30年。中国では、今も事件について自由に語ることは許されず、厳しい言論統制が敷かれている。北京から中継。

30年の節目を迎えた4日も、追悼行事などは一切許されず、当時を振り返る報道ももちろんない。天安門に通じる大通りの十字路にも、30年前、人民解放軍の戦車が20台以上展開した。この十字路の3キロほど先に天安門がある。

4日朝に行くと、かなりの数の警察車両が配備され、普段とは一変した厳重な警備態勢が敷かれていた。

中国政府は事件の死者数を319人としているが、実際はそれを大きく上回る犠牲者がでたとみられている。また、武力弾圧を正当化する姿勢は、この30年間変わっていない。

中国外務省報道官「80年代末に起きた政治騒動に対しては、すでに明確な結論を出している」

中国は、いまや世界第2位の経済大国となり、大きく発展したのは事実だ。ただ、共産党一党独裁への異論が許されない現実は全く変わっていない。むしろ世界トップレベルの監視カメラなど最先端技術を使った国民の監視、そして社会の統制は習近平政権下でさらに強まっている。