イギリス、イスラエルの2閣僚に制裁

イギリス政府は10日、イスラエルの2人の閣僚、ベングビール国家治安相とスモトリッチ財務相に制裁を科したと発表しました。
イギリス政府は10日、イスラエルの閣僚ベングビール国家治安相とスモトリッチ財務相の2人に制裁を科したことを明らかにしました。両氏はイギリスへの渡航が禁止されるほか、イギリスの金融機関との取引もできなくなるということです。
2人は極右政党を率いるパレスチナ強硬派で、過激な発言を繰り返しています。イギリスの外相は共同声明のなかで、「パレスチナ人の強制移住と新たなイスラエル入植地の建設を擁護するレトリックは、ぞっとするほど危険だ」と非難しました。
イギリス紙タイムズは、イスラエルを擁護するアメリカのトランプ政権との「重大な決別になる」と報じています。
この措置に対し、イスラエルの外相は閣僚がこのような措置の対象になることは許しがたいとして、「来週早々に特別閣議を開催し、対応を決定する」と反発しています。
最終更新日:2025年6月11日 1:50