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米メタ“独占禁止法”訴訟 審理始まる

2025年4月15日 12:35
米メタ“独占禁止法”訴訟 審理始まる

アメリカのFTC(=連邦取引委員会)が、IT大手のメタを日本の独占禁止法にあたる反トラスト法違反の疑いで提訴した訴訟の審理が14日、始まりました。

FTCは2020年12月、当時のフェイスブックが、画像共有アプリ「インスタグラム」とメッセージアプリ「ワッツアップ」の買収などを通じ、「独占を脅かす他社を排除した」として、独占禁止法にあたる反トラスト法違反の疑いで提訴していました。

アメリカメディアによると、連邦裁判所で14日に始まった審理でFTC側は、メタは個人向けのSNS市場を独占していて違法であると主張しました。

一方、ザッカーバーグCEOは法廷で「SNS市場は個人的なつながりに限られたものではない」と証言した上で、メタ側は、独占ではなくTikTokやユーチューブと競合していると主張しました。

FTC側が勝訴した場合、メタはインスタグラムとワッツアップの売却を求められる可能性が高いため、裁判はメタにとって大きなリスクとなる見通しです。

最終更新日:2025年4月15日 12:35
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