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“米ウ会談”トランプ氏「良い会談だった」停戦交渉、今後の進展は?プーチン氏は3日間の「一時停戦」宣言

2025年4月29日 6:33
“米ウ会談”トランプ氏「良い会談だった」停戦交渉、今後の進展は?プーチン氏は3日間の「一時停戦」宣言

28日、ロシアのプーチン大統領が来月の戦勝記念日にあわせ3日間の一時停戦を宣言しました。

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日本時間28日夜、国会議員に向けて演説したロシアのプーチン大統領。

ロシア プーチン大統領
「あなたたちにとって最優先事項は特別軍事作戦の任務を確実に実行することです。理解していただき感謝申し上げます」

ロシア大統領府はプーチン大統領の決定として、来月9日に予定されている第2次世界大戦の戦勝80周年の記念日にあわせた「一時停戦」を一方的に宣言しました。期間は、来月8日から10日の3日間、72時間で、ウクライナ軍が停戦に違反した場合、ロシア軍は適切に対応するともしています。

これに対し、ウクライナのシビハ外相は永続的かつ完全な停戦を支持する用意があると述べ、ロシアが本当に平和を望むなら攻撃を直ちに停止すべきだと指摘しました。

これに先立ち…。

アメリカ トランプ大統領(27日)
「良い会談だった。素晴らしい会談だった。これから数日間、何が起こるか見てみよう」

トランプ大統領が「良い会談だった」と振り返ったのは、26日にウクライナのゼレンスキー大統領と行った、“電撃会談”。広い空間で膝をつき合わせ、およそ15分間行われました。

直接顔を合わせたのは…。

アメリカ トランプ大統領(日本時間3月1日)
「あなたは今、あまりいい立場にない。非常に悪い立場に身を置くことを認めてしまっている」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「戦争が始まった時から…」

アメリカ トランプ大統領
「あなたは良い立場にない」

激しい口論の末、“けんか別れ”となった会談以来、約2か月ぶりです。

顔を合わせるきっかけとなったのは、ローマ・カトリック教会、フランシスコ教皇の葬儀です。葬儀中、2人が近づくことはありませんでしたが、その前に行われた会談では、トランプ大統領が背中を丸めたような姿勢になり、視線をあわせて話す様子が。

会談でトランプ大統領は、追加の軍事支援を要請されたと明らかにしました。その上で…。

アメリカ トランプ大統領(27日)
「ロシアが和平交渉の後に爆撃を行ったことに驚いたし、非常に失望した。プーチン大統領は攻撃をやめて交渉の席について合意してほしい」

ホワイトハウスの報道官も日本時間28日夜、「トランプ大統領は恒久的な停戦を望んでいる」と強調しました。