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国際
2020年3月3日 19:41

武漢脱出女性、北京で感染判明 波紋広がる

中国で封鎖が続いている湖北省武漢市から女性が脱出し、北京市に到着した後、新型ウイルスへの感染が判明した。この女性は途中、警察車両で移動していたということで波紋を広げている。

女性(61)は先月、刑務所を出所した後、出入りを禁じられている武漢市を抜けだし、北京市の自宅に到着した後、新型ウイルスへの感染が判明した。

封鎖が厳密に行われていないなどと批判の声もあがったため、中国政府は司法省を中心に調査に乗り出し結果を公表した。調査によると、女性が収監されていた女性刑務所では新型ウイルスの感染者が発生したため、女性は刑期を終えた後も濃厚接触者として隔離されていた。

こうした中、女性は刑務官に対して北京市内の自宅に戻りたいと繰り返し懇願。刑務官は女性を警察車両で武漢の高速道路の料金所まで送り、女性の家族に引き渡したという。

調査チームは湖北省の司法部門などが「いい加減な仕事をした結果起きた事件」と結論づけた上で、省の司法部門トップの責任について調査を進めているほか、女性刑務所のトップらを免職処分とした。

また、今後は刑務所を出所した人が北京市の戸籍を持っていても新型コロナウイルスの感染が終息するまでは北京市に入れないなどとした再発防止策をとりまとめた。