東京五輪 欧米競技団体、相次ぎ延期求める
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、欧米各国の競技団体から、東京オリンピックの開催延期を求める意見が相次いでいる。
BBCによると、イギリス陸上競技連盟のニック・カワード会長は20日、「新型ウイルスの大流行で、練習施設の多くが閉鎖されている」と指摘した上で、「早く決断をすべきだ」と述べ、東京大会の開催の延期を主張した。
また、フランス水泳連盟も、開催延期の検討を求める声明を発表。「選手たちが練習できない日々が続いている状況で、予定通りの開催を表明するIOCは理解に苦しむ」と疑問を呈した。
さらにドイツでも、陸上連盟の会長が1年延期を要望したと現地メディアが報じた。「感染の大流行が、あと4か月で終わるとは考えられない」と述べたという。
アメリカの水泳連盟と陸上連盟は、アメリカオリンピック委員会に対し、IOCに開催延期を提案するよう求める書簡を送ったという。
東京大会の開催延期を求める意見が相次いでいる。