日テレNEWS
国際
2020年4月3日 10:51

欧州 外出制限で“DV被害”急増

新型コロナウイルスの感染拡大が続くヨーロッパで、外出制限によるストレスから児童虐待や配偶者からの暴力、いわゆるDVによる被害が増えています。

男性「何が面白いんだ」

子供「痛い!」

女性「やめて!」

男性「お前は引っ込んでろ!」

これは、フランスで、児童虐待の通報を呼びかけるテレビCMです。外出が制限されて以降、政府の要請で頻繁に放映されています。

虐待問題に取り組む団体には、「子供が家から追い出されている」、「隣の家から子供の悲鳴が聞こえる」など、一週間に寄せられる通報件数が外出制限前と比べ4割近く増えたといいます。

児童虐待防止に取り組む団体・マルズロフ事務局長「(パリの)アパートはたいてい狭いので、みな我慢ができなくなってしまう。大人は子供に対する暴力性を抑えきれなくなってしまう」

一方、パリではDV被害も、外出制限が始まってから1週間で36%増加。さらにイギリスの被害者支援団体は、DVが原因の殺人事件が複数起きていると指摘します。

DV被害者の支援団体「外出禁止令が出されると加害者は突然支配的になり、女性は助けを求められず孤立してしまいます」

感染拡大が続き、外出制限解除の見通しが立たないヨーロッパでは、DVや児童虐待のさらなる深刻化が懸念されています。