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2020年4月7日 23:19

医療“危機的状況”ニューヨークの対策は?

新型コロナウイルスの感染拡大で、アメリカ・ニューヨークの対策はどうだったのか? 現地から越智慎一郎記者の報告です。

医療現場の実態について、6日の会見でクオモ州知事は「人工呼吸器などの不足が原因で死亡した人はいない」と述べて、医療崩壊は起きていないと強調しました。

ニューヨーク州では感染者が爆発的に増え、6日の時点で13万人を超えました。それでもギリギリのところで医療崩壊を防いでいるのは、トップの州知事が州内のすべての病院に病室を倍にするよう要請したり、イベント会場を臨時の病院につくりかえたりするなど、次々と対策を打ってきたことがあります。

Q.ただ、急に命令されても医療現場の理解を得るのは難しいですよね?

この点、州知事は非常にうまく対応していました。州知事は毎日、会見を行い、感染者数や死者数の推移とともに、今後、ピークがいつ来るかという予測モデルを日々公表しています。

この予測モデルに基づき、人工呼吸器や医療スタッフなどをいつまでにどれだけ用意すべきかを明確にして、病院などの理解を得やすい環境をつくっていました。

さらに州知事は「外出を控えれば、この予測モデルはもっと改善されていく」と繰り返し発言していて、外出を控える意味を説得力のある数字で示すことは、日本にも大いに参考になると思いました。

また、州内の公立、私立を問わず、すべての医療機関を連携させ、医療従事者を足りない病院に派遣したり、あふれた患者を空きのある病院に移したりして、医療崩壊を防ぐネットワークをつくりあげたことも医療関係者は高く評価しています。