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プーチン大統領“奪還後初”西部クルスク州訪問 支配権取り戻したとアピールか

2025年5月21日 16:57
プーチン大統領“奪還後初”西部クルスク州訪問 支配権取り戻したとアピールか

ロシアのプーチン大統領は20日、ウクライナ軍からの奪還後としては初めて、西部クルスク州を訪問しました。現地の支配権を取り戻したと、改めてアピールする狙いがあるとみられます。

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は20日、西部クルスク州を訪問し、現地の原子力発電所を視察しました。先月、ウクライナ軍からの完全奪還を宣言して以降、大統領がクルスク州入りするのは初めてです。

去年8月に始まったウクライナ軍の越境攻撃では、軍がクルスク原発の50キロ以内にまで迫り、ロシア軍はざんごうを掘って防御を固めたと報じられました。

プーチン大統領は地元知事らとも会談し、避難した住民らの円滑な帰還に向け、支援を約束しました。

ウクライナ軍の攻撃が続く中、国境地帯の状況は厳しいとの認識も示しましたが、自らの現地入りでクルスク州の完全な支配権を取り戻したと改めてアピールする狙いがあるとみられます。

最終更新日:2025年5月21日 19:17