国際
2020年4月14日 23:30
IMF世界経済見通し 成長率マイナス3%
IMF(=国際通貨基金)は14日、最新の世界経済の見通しを発表しました。今年の世界全体の成長率はマイナス3.0%とし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、前回から6.3ポイント、大幅に下方修正しました。
IMFは、今年の世界全体の成長率の予測を1月時点から6.3ポイント引き下げ、マイナス3.0%としました。マイナス成長となるのはリーマンショック以来ですが、当時のマイナス0.1%を大幅に下回る見通しとなっています。
報告書では、「この危機は類を見ない」「1929年以降の世界恐慌以来、最悪の景気後退に直面する可能性が高い」としています。
ただ、来年には経済活動は正常化し、プラス5.8%まで回復するとの見通しも示しています。
一方、各国別の今年の成長率は、日本がマイナス5.2%、アメリカがマイナス5.9%、イタリアがマイナス9.1%、中国はプラス1.2%などとなっています。