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パリ「雑用水道」から微量のコロナウイルス

2020年4月21日 18:07

フランス・パリで、道路清掃などに使用される「雑用水道」から微量の新型コロナウイルスが検出されたことがわかりました。

清掃や公園の噴水などに使用される「雑用水道」について、20日、パリ市は、市内27か所で検査した結果、4か所で微量の新型コロナウイルスが検出されたと発表しました。

現地メディアは、感染者の排泄物に含まれたウイルスが下水からセーヌ川に流れ、そこから取水したのが原因とみられると伝えています。

一方、家庭などに供給される水は、「雑用水道」とは全く別の配水ルートで供給されているため、「飲んでも問題はない」としています。

市の水道局の担当者は、今回検出された「ウイルスの濃度は非常に低い」と説明していますが、安全が確認されるまで「雑用水道」の使用を停止し、道路清掃には飲用水を使用するとしています。