イスラエルは1日、パレスチナ自治区ガザ地区北部に避難命令を出しました。アメリカメディアは、イスラエルが今後2、3週間でガザ地区の4分の1を占領しようとしていると伝えています。

イスラエル軍は1日、ガザ地区北部の住民に避難命令を出しました。大規模な地上作戦を始めるという見方が強まっています。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は31日、イスラエル高官の話として、イスラエル軍が今後2、3週間で地上作戦を拡大させ、ガザ地区の4分の1を占領しようとしていると報じています。

イスラム組織ハマスに人質を解放させるため、最大限の圧力をかけるのが狙いだとしています。

ガザ地区の保健当局は、攻撃再開から死者が1000人を超えたとしていて、地上作戦が拡大されれば、住民の強制退去などにつながる恐れもあるため、懸念が広がっています。

また、イスラエルメディアは31日、イスラエルが11人の人質の解放と引き換えに40日間の停戦を提案したと伝えていて、ハマス側の出方が焦点となっています。