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米ニュージャージー州の市長を一時拘束 不法移民収容施設めぐり運営に反対

2025年5月10日 10:21

アメリカ・トランプ政権が運営するニュージャージー州にある不法移民の収容施設をめぐり、施設の運営に反対していた地元の市長が一時、拘束されました。

トランプ政権は不法移民の取り締まりを強化する一環として、ニュージャージー州ニューアークに新たな移民収容施設を開設していました。

アメリカメディアによりますと、野党・民主党でニューアーク市のバラカ市長はトランプ政権の不法移民政策を批判し、開設された収容施設は「適切な検査と許可を得ていない」として、閉鎖を求めていました。

こうした中、バラカ市長は9日、施設の見学を求め敷地内へ入ったところ、職員と口論となり、不法侵入の疑いで当局に身柄を拘束されました。

バラカ市長はその後、釈放され、「私は何も悪いことをしていない」と述べたということです。

国土安全保障省は「市長の『施設が適切な許可を取得していない』という主張は虚偽だ」としています。

最終更新日:2025年5月10日 10:45