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氷点下20度で暖房と給湯が停止 プーチン大統領“漏電会社”を国有化

2024年1月11日 1:41
氷点下20度で暖房と給湯が停止 プーチン大統領“漏電会社”を国有化

ロシア・モスクワ近郊で、地域の暖房を担う会社が漏電を起こし、氷点下の気温の中、2万人以上が住む集合住宅などで数日間、暖房が停止する事態となりました。

モスクワ州の知事らによりますと、ポドルスク市にある地域の暖房を担う熱供給会社で4日、漏電が発生し、広い範囲で暖房と給湯が停止しました。

モスクワ近郊では、気温が氷点下20度を下回るなど、厳しい寒さが続いていましたが、漏電の影響で、2万人以上が住む176の集合住宅などでセントラルヒーティングが機能しなくなり、州政府が避難所を設けたほか、地域の学校を休校とする事態となりました。

問題を重くみたプーチン大統領は9日、この会社を国有化することを決め、モスクワ州に通達しました。また、ロシア捜査委員会は、「国民の命と健康を安全に保つ要件を満たさないサービスを提供した」として、会社責任者の身柄を拘束しました。