米モデルナ“当面ワクチン特許行使しない”
アメリカのバイオ医薬品メーカー「モデルナ」は8日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、当面の間、特許権を行使しない意向を明らかにしました。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、世界各国で開発が進んでいますが、先行する企業の一つである「モデルナ」は8日、「パンデミックが続く間は特許権を行使しない」と発表しました。
他社が開発中のワクチンの中に、「モデルナがもつ特許技術が使われている可能性がある」と指摘した上で、「早期に終息させるために資源を活用する義務がある」として、自社の技術を活用することを認めるとしています。
今回の表明で、ワクチン開発が幅広く進むことが期待されます。また、パンデミック終息後にはワクチンに関する特許のライセンスを供与する意向を示しています。